『個人的にお勧めな漫画の個人的にお勧めなシーン』 byマキエ タイ人がこよなく愛する物の一つに『ホラー&スプラッタ』がありますが(?)、タイ人の母の影響か、物心ついた頃から私もホラー大好きっ子でした。 まず、私が愛するホラーの要素で欠かせない点は・・・ ・登場人物が美少女・美少年である(画力の高さ)。 ・どこかレトロな雰囲気があり、お耽美要素もある。軍服・制服着用の設定だとなお良い。 ・幽霊的な恐怖よりも、人間の持つ憎悪・嫉妬・愛憎などの心理的恐怖や狂気がメインであり、残虐シーン満載である。 以上でしょうか。 アングラな世界に惹かれ続けて育った私の心のバイブルは数多くございますが、その中でも漫画のデータ化が進んだ現代でも紙媒体で手元に保管しておきたい漫画があります。 楳図かずお・丸尾末広・伊藤潤二、この三名の漫画家は私にとっての三大ホラー巨匠なのであります。 どれが一番とは言いがたいのですが、上記三名の中では一番知名度が高いであろう楳図漫画で、お勧め作品『漂流教室』の自分視点による名シーンについて熱く語りたいと思います(ネタバレ含みます)。 【作品名】漂流教室 今から39年も前に連載が始まった漫画で、読んだことがある方も多いのではないでしょうか? 【あらすじ】(一部ウィキペディアより抜粋) 高松翔は、大和 気がつくと学校の外は岩と砂漠だけの荒れ果てた大地になってしまっている。突然の出来事に皆パニックに陥り、発狂した教師は全員亡くなってしまう。 やがて荒廃した世界の正体は滅んだ未来の世界だと知った子供達は互いに協力し、大和小学校を拠点とした「国」を築くことを決意する。 しかしそんな彼らに容赦なく降りかかる惨たらしい現実。飢餓、内紛、伝染病、そして未知の生物や未来人類たちからの攻撃……。 こんな未来に突然ワープしちゃったらどうします?? 【名シーン】 子供たちだけの世界で助けあい、憎しみあい、幼い子供は容赦なく生存競争に敗れ、時には飢えを凌ぐ為に友達さえも食べてしまうという壮絶な内容のこの漫画。 その1: しかし、10年ほど前にあった日本犯罪史に残る残虐事件をほうふつとさせるので、画像ご紹介は自粛しておきます。 とにかく極悪人。この漫画で最も憎まれキャラだったと思います。 その2:主人公の翔のお母さんの息子を思う故の行動力の凄さに自分自身が母となった今では涙が出てきます。 この最後のくだり、お恥ずかしながら目から汁が出まくりでした。 我が子と喧嘩別れすることになってしまった母の無念を思うと、いたたまれません。 その3:美少女の美川さんが未来人になってしまうシーン。 小山さん(美川さんの親友)が未来人の発する奇声が聞こえないよう、必死に美川さんの耳を塞ぎ『ふるさと』の歌を歌い彼女の心を取り戻させようとする。子供達も一緒になって大合唱。 未来人の襲来により体育館内は大パニックに陥り、もはや小山さんが耳を塞いでも効果はなく、 『今度はあなたが耳を塞ぐ番よ・・・』と言い残し、美川さんは未来人の下へ・・・。 ・・・と、名シーンはまだまだありますが、この辺で。 楳図漫画では『神の右手悪魔の左手』『おろち』『洗礼』など、全て実写映画化されていますが、お勧めです!! 是非、読んでみてくださいね★ |
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