熱田正美さん

熱田正美さんに聞く
12年前、52歳のときにプーケットに移り住んだ熱 田さんは、「バリ島と、どちらにしようか迷いましたが、安全面と清潔さでプーケットにしました。もともと外国暮らしに憧れていましたから、決断は早かった です。やはり海が魅力だったのですが、昔はもっと、きれいでしたね」と、当時を回想しながら、ちょっと残念そうな表情を見せていました。
 
旅行で来ていた頃は、ホテルはダイヤモンドクリフをよく使いました。2ヶ月に1度くらいの頻度で来ていましたから、スタッフにも知り合いがたくさんできて、長期滞在を始めたときも、家を探すのを手伝ってくれました。

最初に買った家はカトゥーの2階建て一軒家で庭はありませんでした。当時は、原っぱの中に、ポツンと一軒あるような家でしたけど、いつの間にやら住宅街になってしまいました。家を買ってしばらくして、女房と知り合いました。顔やスタイルが気に入ったというわけではなく、お寺の前を通ったときに、ヨック・ムー・ワイ(タイ式合掌)をする姿がすごく新鮮で好きになりました。今思うと、ごく普通のタイの風習ですが、当時の私には大変魅力的に見えました。結婚後、彼女の実家のあるムック・ダハンに家を建ててあげました。

60歳から年金暮らしですが、こちらに来る前に社会保険庁に行って相談すると、担当者がとても親切に教えてくれました。52歳から60歳まで、銀行に預けておいたお金を自動振り落としで払っていました。

日本では、ワシントン靴店で働いていました。主に販売でしたが修繕も手伝いました。通常は一週間かかりますが、政治家など特別なお客様には当日引渡しです。よく議員会館にも顔を出しましたよ。

日本にいた頃の趣味はお祭りです。神輿同好会に入っていました。会社の上司と仕事が終わった後も一緒に遊びに行ったりしているうちに誘われました。よけいなことを考えず、担ぐことだけに専念できるところが好きです。コツは、肩ではなく、腰で担ぐことです。


ジムには毎日行きます。サウナの時間を入れ て、だいたい2時間くらいでしょうか。一日おきで上半身と下半身に分けて鍛えています。各種目10~15回のセットを3回が基本です。インターバルは特に 気にしません。ゆっくり休んで息が整ってから次のセットに入ります。トレーニングが終わった後は、サウナに入ります。だいたい5分を2回くらいですね。バ イクの生活で体力を失いたくないのと、ビールを毎日おいしく飲むために頑張っています。ジムでは、すっかり顔馴染みになりましたから、サウナの管理人みた いなこともやっています。スタッフが忙しいときは私がサウナルームの鍵を開け、スイッチを入れるんですよ。ジムに通っているおかげで、血圧が下がりまし た。
(人付き合いで心がけていることは)正直さです。正直に付き合っていると、相手も正直に付き合ってくれる人だけが残りますから。
友達は、ほとんどフォラン(白人)とタイ人ですが、特に理由はありません。近所付き合いをしているうちに自然とそうなりました。

一度死にそうになったことがあります。2年前、突然息が 苦しくなって、なんとかバイクで病院まで行きましたが、「よくバイクで来たなあ」とお医者さんも驚いていました。不整脈の薬を飲むのを止めてしまったのが いけなかったようです。2日間ICUに入り、1週間の入院で22万バーツ払いました。これで懲りたので、年間2万バーツの保険(掛け捨て)に入っていま す。

酔って、バイクでどぶ川に突っ込んだこともありました。近くのタイ人がバイクを引っ張り上げるのを手伝ってくれました。酒は、ほどほどにしないといけませんね。

ファッションは全然気にしません。死んだフォランの友人から「夜だけは長ズボンを穿けよ」とよく忠告されましたが、なかなか守れませんね。

ビールは夕方になるまで飲みません。日本では焼酎が好きでしたが、こちらでは高いので、ほとんどビールです。好きな銘柄はサン・ミゲル、ローカロリーですから、尿酸値が高い私には合っています。毎日7~8本飲みますから、ちょっと減らそうと思っています。

タイ料理は食べられるようになりました。でもシーフード はダメです。朝はコーヒーとパタンコウ(揚げパン)。お昼は簡単な手料理で、セントラル・デパートで買う納豆もよく食べます。夜は、ほとんどツマミ系です ね。できるだけ野菜をとるよう心がけていますが、なかなか食べられません。

お奨めのレストランは、ロータスの近くにある日本食「兄弟」です。カツどんが55バーツ、とんかつ55バーツ、塩サケ100バーツ、茶碗蒸し25バーツなど、安くておいしいですよ。

「長期滞在を考えている人に何かアドバイスは?」との問いには、「ボクが教えてもらいたいくらいです」と、どこまでも謙虚な熱田さんは、最後にこう語ってくれました。
「ボクは、タイに住まわせてもらっている・・・という気持ちが強いです。52歳で、ここに来て本当によかったと思っています」

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