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このページは2005年12月26日をもって更新を停止いたしました。以降は資料としてお読みください。

  タイ国プーケット島の観光業に関する緊急要望
 
公明党スマトラ島沖大規模地震津波被害対策本部 本部長   太田 昭宏

要 望 事 項

昨年十二月に発生したスマトラ島沖地震による津波災害の復旧が急速に進み、タイ国プーケット島では観光客の受け入れ態勢が整い、三月三日からは、成田・関西空港からの直行便が再開されることになりました。

これまでプーケット島を訪れる日本人観光客は、年間二十〜三十万人にも及び、在留邦人の約九割が観光業に携わっています。

しかしながら、地震後の風評による日本人観光客の激減で、観光業に携わる在留邦人は二次的災害に直面し、極めて深刻な状況にあります。
プーケット島に在住する日本人並びに大規模被災のなか、献身的な活動をしてきた日本人会への支援を強く要望します。

                               記

 タイ国プーケット島における感染症について、正確な情報提供をWHOに求めること。

 外務省「海外安全ホームページ」の情報を国民へ周知徹底を努めること。

 風評被害をあおらないような地元の正確な情報提供に基づく日本の各旅行代理店  
 の対応を求めること。

 セーフティーネット特例融資を実施すること。

 年間二十〜三十万人の日本人観光客が訪問するプーケット島に領事館等を設置す ること。

               以上

平成十七年二月二十三日


内閣総理大臣  小泉純一カ 殿

 

  町村外務大臣より
 

書面の内容は以下のとおりです。

拝啓

 この度、私のプーケット訪問に際して、宮下会長をはじめ、プーケット日本人会の皆様より頂いた御厚遇に対し、心より感謝申し上げます。皆様が既に、復興に向けて力強く前進されていることを伺い、大変心強く感じました。
 私も被災地であるプーケット県、パンガー県を視察し、今次津波災害の甚大きな被害を目の当たりにし、我が国として今後、被災地域の復興とインド洋津波早期警戒システムの構築に向けた協力を、全力を挙げて推進していくことを、改めて強く決意致しました。
 今次災害による邦人被災者の保護、また常日頃からの在タイ大使館の業務に対して御協力を頂き、改めて感謝申し上げます。
 私は今回の訪問を踏まえ、日タイ二国間関係の更なる発展、地域の災害対策、地域・国際社会の安定と繁栄に向けて更に尽力していく決意です。
皆様の御健康と御繁栄、被災地の一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


                    平成十七年一月十八日
    
                    日本国外務大臣
町村信孝

プーケット日本人会会長
 宮下 和司 殿

 

  衆議院予算委員会速報版
 
衆議院予算委員会基本的質疑速記録(速報版)その1 質疑者赤羽一嘉委員より抜粋

プーケットに行ってちょっと気になったことが1つございまして、プーケットというのは、大変観光地で日本人も多いんですが、定住の在外邦人が少ないということもあってか、領事館がない地域なんですね。 ですから、今回、津波が発生直後にバンコクの大使館から人が十数名出て、このプーケットのホテルの一室を借りて緊急の現地対策本部を設置されました。

しかし、行方不明の御家族の方もたくさんいらっしゃいまして、プーケットに来られては、どこに行ったらいいかなかなかわからない。 現実にはプーケットの日本人会のところに行く。 そうするとプーケット日本人会といっても、バンコクの日本人会などですと大企業の背景があってそれなりにしっかりした組織だと思いますが、プーケットの日本人会、会長さんともお話をしましたが、地元で御商売されている方たちが集まってつくられている組織でありまして、経済的な背景もそんなに厚いものではない。
しかし、そこの登録をされているボランティアの日本人の人たちが今回の家族のために来られると、ボランティアの方が車を出して被災現場に行くとか、もうこういう状況でありました。

では、領事館・大使館は何もやっていなかったかというと、そうじゃなくて、その現場に着かれた対策本部長を初めとする十数名は、24時間、もう髪振り乱して不眠不休で仕事されている、こういった状況でありました。
このときに私が感じたのは、今回は日本人の被災者の数はこの程度だった、しかし、例えばスウェーデンとかオーストラリアのようにあのような割合で日本人の被災者が、犠牲者がというか被災者が5000名とか数千名の単位でもし出たとしたならば、その一刻一秒を争う邦人の皆さんの救助とか安否というのはどういうふうに対応するのか。
今の外務省の領事部門というのは、人数的にも制限もあると思いますし、能力的にも制限がある。 これはもう客観的な事実でありまして、今の改正した自衛隊法によりますと、邦人の緊急退避のために輸送手段として自衛隊機が活用されるということは今認められておりますが、当然のことながら、救助とか捜索はできないという現状がございます。

また、国際緊急援助隊、国際緊急援助隊法で今自衛隊を含めて出ているわけですけれども、国際緊急援助隊というのは、まさに被災国の救助、支援が原則でありますし、相手国の要請がないと出て行けないわけです。 ですから、日本人の被災者がいっぱい出ている、しかし、なかなか相手国の支援の要請がないというような話とか、こういったことというのは、ちょっと今の現行法では少し欠落した部分なんではないかなと。 具体的に大変なオーダーの数の被災者、日本人が海外で災害に遭遇をした場合の危機管理体制というものを国会で一度見直す必要があるんではないかな、私はそのようなことを感じて帰ってきたわけでございます。

この点についての質問と、もう1つは、現地の日本人会というのはまさにボランティアの組織でありまして、国の援助というのは全く出すツールがないんですよね、NGOに対しては、災害に日本から行くようなNGOに対しては国の援助が出ています。 今回も10億円という予算が計上されております。 しかし、現地で頑張っている、手弁当で仕出し弁当を出したりだとか車で被災現場を行くという一番御苦労されている人たちが全く経済的援助を受けられないというのは、私は、ここはやはり柔軟に対応すべきではないか、こういうふうに考えております。

この2点について、外務省・外務大臣の御見解をお願いしたいと思います。

町村外務大臣
災害が起きて早々に、赤羽先生初め、現地に赴いていただいたということに感謝をしております。
私は、先生方がお見えになった数日後、1月8日の日にプーケット及びカオラックの方に私自身も足を運んで、その場で、プーケット日本人会の皆さんともお目にかかりました。 大変な活躍をしていただいたという実態のその一端を私は知ることが出来まして、大変に感謝をいたしましたものですから、気持ちだけではございますけれども、感謝状を先般差し上げてまいったところでございます。

今お話の、こうした場合に一体日本がどこまで緊急対応出来るか。 ある意味ではたまたまなんですけれども、ちょうどアフガンの方に展開をしていた自衛隊の船がシンガポールにいた、そこから急遽タイの方に回って捜索、救援をやりまして、数十の御遺体を海上で発見することができたということで、これはいわば緊急的な国際緊急援助隊の発令をしてやるというようなことが出来たわけでございますので、こういう方法は1つあり得るんだろうと思います。

ただ、今委員会も御指摘のように、数千人規模になったときに果たしてどこまで出来るかなということは、率直に言ってそこまでの想定が政府全体としてございませんので、これはちょっと、今後真剣にどういうことが出来るか考えていかなかればいけない、こう思います。
また、プーケット日本人会といったような善意のボランティア、ある意味では本当に任意団体で少人数でやっておられる。そういう方々が現実に果たしている、かつ相当な負担もしていただいたんだと思います。 そういった方々に何が出来るか。

確かに、今の仕組みでは、これまた想定外のことなものですから、きちんとした対応が出来ているわけではございません。 何らかのことが出来ないかなと思って私どもも今一生懸命考えて、とりあえず、申し訳ないが感謝状をお出ししましたが、そういうことで、十分ではないんだろうと思います。

各国大使館で持っている報償費がもう少したくさんあれば、そういうところに大使の使えるお金という意味でそういうものも出せるかもしれないし、しかしそれでも不十分かもしれない。 草の根無償あたりを何か活用できないのかな、そんなことを考えたりしております。

ただ、私が彼らと会ったときに、そういう支援もありがたいが、本当は日本からたくさんまたプーケットに観光客等で来ていただくのが彼らの生活再建にとっては一番ありがたいと言うので、ひとつ、プーケットはだんだん、すぐ回復するから、皆さんに来てもらうような観光支援みたいなものをやっていただくとありがたいということを言っておられたのも事実でありました。

もろもろ含めて、出来る限りのことをこれから考え、またやっていきたいと思っております。

赤羽委員
どうか、ぜひ心の通った支援をしていただけますように、よろしくお願いを申し上げます。

 


 自由民主党副幹事長宮腰光寛氏が自民党調査団としてプーケットを訪問された際に日本人会に送られたメールです。 

先日、自民党調査団でプーケットを来訪した宮腰です。
プーケット日本人会会長の宮下さん、事務局長の山口さん、総務担当のMASAMIさんには大変貴重なお話をお聞かせいただき、まことにありがとうございました。
本日(11日)早朝成田空港に到着し、早速、午後2時から総理官邸で小泉総理にお目にかかり、津波の際にプーケット日本人会の皆さんから、いかに献身的なご協力をいただいたかについて、概要をご報告いたしました。

引き続いて、3時から行われた「スマトラ沖地震・大津波災害対策本部」の会議において、景山団長からのご報告のあと、私からは日本人会の皆さんの献身的なご協力について申し上げました。 さらに、いくつかの点について、下記の通り政府の関係省庁から答えを求めましたので、概略をご報告します。

1. MASAMIさんからお話があったNHKの衛星放送でテロップによる地震・津波情報について、NHKが中心になりインド洋沿岸諸国の放送局にも呼びかけて、早期に実現可能となるように働きかけること。(総務省)

2. 海外で被災した日本人の救済については、5万円という貸付限度額を見直すことについて検討すること。
さらに渡航書発給の際の2500円の手数料については、今回の津波被災者について本国の外務省の指示で途中から免除措置をとったが、現地大使館の判断で免除措置がとれるようにする方向で検討すること。(外務省)

3. プーケットやカオラックなど、周辺の観光地すべてが大きな被害を受けているという不正確な報道があり、被害の比較的小さなプーケットにおいては、心はすでに復興に向いているという事実が日本国民に正確に伝わっていない。
プーケットおよび周辺地域への日本人観光客は、年間15万人から17万人あり、早急に各ビーチごとの復旧状況について旅行業界をはじめ、 日本国民に正確に情報が伝わるようにすること。(国土交通省)

このことについては、国土交通省の村野清文振興課長からは、「すでに取り組み始めているが、タイが観光立国であること、プーケット日本人会の皆さんが献身的な協力をしてくれた事を肝に銘じ、早急に正確な情報を提供するようにさらに努める」との答えがありました。
その他にも多くの議論がありましたが、とりあえず以上3点をご報告しておきます。

山口事務局長、MASAMIさんをはじめ、日本人会の皆さんに、気を落とさずに元気で頑張っていただくようお伝えください。

自由民主党副幹事長 宮腰 光寛

 


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更新日: 2005年12月26日